過去の活動

【活動報告】多文化共生の地セブ島で多様性を学ぶ 世界と出逢う親子ツアー in フィリピン・セブ島

2024年03月30日(土)〜04月04日(木)
多文化共生の地セブ島で多様性を学ぶ
世界と出逢う親子ツアー in フィリピン・セブ島
が実施されました。

 

スラムの村でホームビジット体験(貧困問題)

オランゴ島にある、スラムの村の1つにお邪魔させていただき、現地の人々の生活を見せていただきました。

村ではたくさんの大人や子どもたちが笑顔で暮らしていましたが、トイレもなく、お風呂も家の外でバケツの水を使っての洗髪等、日本では考えられないような環境の中でみんな生活していました。

赤ちゃんも数名いたのですが、もちろん病院や産婦人科などもなく、本当に命懸けの出産、子育てだなと感じました。

そんな中でも、子どもたちの笑顔がとても輝いていて、幸せそうにしているのを見て「幸せってなんだろうな」と考えさせられました。
どんな環境であれ、それが「日常」になると良くも悪くも、普通になるんだなと。

 

 

ビーチ清掃(ごみ問題)

「ごみはごみ箱に捨てる」という習慣(文化)がないオランゴ島の人々は、出たごみをそのままその場に捨ててしまいます。
日本のように「ごみ収集」の制度もないので、ごみがそのままになってしまうのは必然と言えば必然なのかもしれません。

そんな中で、ビーチのごみを拾うという清掃活動を行いました。
私たちが子どもも含めてごみ拾いをしていると、現地の子どもたちも寄ってきて、一緒にごみ拾いをしてくれました。

「ごみは捨てるもの」というのを教えたら、ちゃんと真似をしてごみ袋に入れてくれるのです。
「ごみはごみ箱に」ということだけでも、島の環境を変える第一歩になってくれればいいなと思いました。

 

 

自然保護区のマングローブを訪問(環境問題)

マングローブは、雨や風から島を守ったり、魚や海の生物たちを守る役割を果たしたりと、大活躍の木たちです。
数年前にセブに台風が来た時に、マングローブがない島々は甚大な被害を受けたと聞いています。

そんな、島の人々にとっても大事なマングローブの森の見学に行きました。
とても綺麗な海に、いくつものマングローブの森があり、小魚やカニなどの生き物もたくさんいました。

マングローブは、大きい森の状態になるまでに何年もの年月がかかるそうです。
まだまだ小さいマングローブの赤ちゃんたちも、がんばって根を張って大きくなって欲しいなと思いました。