過去の活動
プサールーマケット
市内最大のローカル市場で、食材から日用品まで生活に密着した品が並んでいました。
貴金属店の隣で豚肉が吊り下がっている光景など、地元ならではの力強い暮らしを感じられる場所でした。

トンレサップ湖
東南アジア最大の湖で、季節により琵琶湖の3〜10倍にも広がります。水上村のボートツアーでは、可愛らしい家々や子どもたちの無邪気な姿が印象的でした。
一方で、ベトナム戦争を逃れた人々が国籍を持てず水上生活を続けるという背景も知り、複雑な思いを抱く時間となりました。

earth tree
竹でできた学校や宿泊施設を建設する団体を訪問し、子どもたちと交流した後、村の暮らしを見学しました。ゴザや罠を手作りし、家畜を食料として活用するなど、自給自足の生活が営まれていました。
カンボジアの教育制度が整備されてまだ約30年であり、教師不足から二部制授業が続いている現状も教えていただきました。



Phare Circus
家庭事情を抱えた若者が学ぶスクールの卒業生によるアート性の高いサーカスを鑑賞。カンボジアの歴史や民話をもとにしたストーリーと高度な技の組み合わせに魅了されました。

アンコールワット
世界最大級の宗教建築の壮大さに圧倒され、夢中で写真を撮りました。地元の方々にとっても特別な祈りの場であり、滞在中には偶然、国家上位の要人と出会うという貴重な経験もありました。

ゴミ山(Dangkor Landfill)
2009年に稼働したダンコー埋立地は、1日約300トンものゴミが運び込まれる巨大処分場で、面積は東京ドーム6.6個分に相当する規模です。2025年には移転計画があるものの、行き先は未定で、村人ごと移動する可能性があると村長さんが話していました。
周辺には197世帯が暮らし、子どもは150名ほど。麓には立派な学校もあり、韓国のキリスト教団体の寄付で建てられたそうです。この学校ができたことで、日中ゴミ山で遊んでいた子どもたちが安全に過ごせる場所が生まれ、親御さんもとても助かっているとのことでした。
とはいえ環境は非常に厳しく、匂いも強烈で歩くのもやっとの状況。それでも人々はゴミを分別してブローカーに売り、生計を立てています。この度私たちも少しでも現地の方の役に立ちたい。と、古着のプレゼントをしました。
ここに確かに生活があり、日々を懸命に生きる姿に胸が熱くなりました。


くっくま孤児院(CCMHA)
日本人とカンボジア人が共同運営する孤児院で、現在は4〜20歳の子どもたち約25名が暮らしています。前身の孤児院が存続の危機にあった際、「子どもたちのお母さんになりたい」という代表・みわさんの想いから、2011年に再出発した施設です。
ここでは、学校に通うだけでなく、日本語・英語、伝統舞踊なども学んでいます。特に伝統舞踊には力を入れており、「カンボジア人であることを誇りに」という願いのもと、毎朝練習に励んでいるそうです。
訪問時には、子どもたちが歌や舞踊を披露してくれ、私たちも縄跳び交流や文房具寄付を行いました。さらにその日限りのコラボバンドまで結成し、最後は大合唱!忘れられない温かな時間となりました。


ココナッツスクール
キリロム国立公園内にある、廃材を再利用して建てられたユニークな学校です。タイヤや瓶、プラスチックなどを使った校舎は、持続可能な教育モデルとして注目されています。
読み書きだけでなく、環境意識や創造力を育てることを大切にしており、授業料はなんと“ゴミ”。子どもたちは資源ごみを持ち寄ることで学ぶことができます。学校の装飾もすべて廃材から生まれ、地域住民と子どもたちで作り上げた温かい空間です。
ここでも縄跳び交流や文房具寄付を行い、コミュニティで運営される学校の力強さを感じました。これからも何らかの形で繋がっていきたいと強く思いました。

キリロム国立公園





ツアー最後の夜は、キリロム国立公園内の「V Kirirom Pine Resort」に宿泊しました。雨で公園散策はできませんでしたが、子どもたちはプールを楽しみ、大人たちは感想シェア会で旅の学びや気づきを共有し、心温まる締めくくりとなりました。
最後に
「行けば地球が良くなる旅」を掲げるタビスキのツアーは、観光だけでは終わらない特別な旅です。現地の社会問題に触れ、自分たちの訪問が少しでも良い変化につながるよう行動する、そんな思いで企画されています。
参加者も個性豊かで、起業家、経営者、活動家など多様な人が集まり、旅の中で気づきや感情をシェアする空間が自然に生まれます。また、子ども連れの参加も当たり前で、みんなで見守りながら旅を楽しむ雰囲気がタビスキならではの魅力です。
一人ひとりの想いが交わり、学び合い、支え合う時間。
この“特別な旅”が、これからも続いていくことを願っています!!



