【活動報告】海外建設プロジェクト in フィリピン
学生主体のスラム支援プロジェクト(貧困問題・教育問題)
この度は全国から選ばれし土木建築学生さん21名と一緒にフィリピンのスラムの離島でのボランティアツアーに行きました。出発前から打ち合わせを重ね、現地にどんな支援ができるのか、学生さんたちが自ら考えて、相談をして、計画をしました。クラファンで支援も呼びかけてたくさんの方の応援を現地に届けてきました。
実際に現地を目にすると、想像してたよりも衝撃が大きく、涙を流す子たちもいました。しかし、自分たちにできることを限られた資材と時間のなかで工夫しながらすべて出し切り、見事ミッションをコンプリートすることができました。
井戸掘りとポンプ作り(衛生問題)
村唯一の学校にはトイレがありません。この度TOTOさんが便器を寄付してくれることとなりました。それを流すための水を確保すべく、井戸を掘ることになりました。子供たちが安心して授業が受けられるように衛生的なトイレを整えます。
前回掘った井戸のポンプも壊れてしまったので、しっかりとしたものに作り替えました。子供たちと一緒に貝殻の装飾も施して可愛いポンプが完成しました。
エコビレッジ着工式(技術支援)
スラムの島の人たちが、学び仕事ができる場所が作りたいと、現地のNPO法人ゴーシェアさんが長年目標にされてきたエコビレッジづくりをお手伝いすることになりました。スラムの島々の近くにあるボホール島で土地を購入し、いよいよ着工です。皆で祈りをささげてまずは塀を作るため、草木を伐採し開拓していきます。学生さんたちのアイデアで焼杉ならぬ焼きココナッツを現地で再現してみました。防虫効果もあり、壁などに使えそうです。日本の技術とフィリピンの材料の融合で、よりよいものを作りたいと思います。
【活動報告】ネパール視察ツアー
柔道場建設地視察(貧困問題・技術支援)
ネパールの障害思った子供や孤児が心の在り方を知り、心身ともに鍛えられ、自立ができるための施設、柔道場の建設を行うこととなりました。
場所はネパールのヌワコットという地域。オリンピック選手も輩出している柔道が盛んなこの地域には過去柔道場があり、たくさんの子供たちが柔道を学んでいました。
しかし地震で柔道場が使えなくなって以来再建のめどは立たず、地域の心のよりどころであった柔道場は閉鎖を余儀なくされました。
元オリンピック選手のガンガ先生の柔道場再建の長年の想いを実現するため現地を視察し、プロジェクトの計画を皆で話し合いました。
小学校と柔道場見学(教育問題)
村の小学校を見学しました。地震の後遠くの仮設住宅に今もなお住み続け、遠い距離を通学してくる子が多いそうです。日本からの文房具のお土産をとても喜んでもらえてうれしかったです。こちらの小学校は日本の支援で建てられたそうで、日本人の私たちをあたたかく歓迎してくれました。
そこでは日本よりもずっと進んで早くに難しい勉強をしています。でも優秀な人はほとんど海外に出てしまうそう。国内の発展を妨げている大きな要因になっているようです。
火葬場の見学
ネパールの火葬場は、新たな旅立ちの場所としてたくさんの方が観光客も含め見学可能です。ネパールにはさよならという言葉が無く、また会おうねと言うそうです。
川を挟んだ向かいには赤ちゃんを授かるための祈りの場があります。
生も死も魂の一つの過程でいつも隣り合わせにある。
死を見つめることで生が輝く、そのように感じました。
コペルニク(Kopernik)訪問(貧困問題)
コペルニクの活動は、「ラストマイルにイノベーションを届ける」というもの。
ラストマイルとは途上国でも最も支援が届きにくい地域を指します。
・エネルギー
・衛生
・農業
・女性の経済的自立
等の分野において現地の人たちのニーズを聞き取りシンプルな解決方法で最大限の効果が出るようなイノベーションやアドバイスを提供します。
例えば…
【コーヒー豆のサイズ選別の道具】
すごく大掛かりな機械というよりは、とてもシンプルで分かりやすい、そしてエコな方法で作業の効率化を図る。
【織り機の椅子】
ただ織り機にいすをつけただけで、大部分の女性の腰痛が改善され職環境がかなり改善されました。
【生理用の布ナプキン】
インドネシアの田舎ではまだまだ生理に対しての考え方が偏っており、生理だからと言って女の子が学校にいけなかったりと様々な制限が出てくる現状を、見た目が可愛くて使いやすい布ナプキンを開発して意識改革に努めています。
【ホームバイオガス】
コペルニクの開発表品ではありませんが、家庭から出る生ごみと動物の糞尿でお料理に使えるガスと液体肥料が作れるというもの。この装置の使用を貧困地域に普及しています。
他にもフードドライヤーや浄水装置を開発して、生活向上や経済支援になるような支援をしています。
こうして貧困地域の現地の人たちの状況を把握してイノベーションを届け、検証しそしてまた発展させる、という活動をされています。
ビーチクリーンボランティア体験(ごみ問題・環境問題)
Biaung Beachというところにごみ拾いボランティアに行きました。
ものすごいゴミの量!!!
毎日ボランティアグループがゴミ拾いしていると思えない量でした。
ハサミなんかでつまみ上げるレベルではない、もう手でごっそりと拾いたいぐらいたくさんのゴミ・ごみ・GOMI!!!
拾っていてたくさん落ちているな。と感じたものは
・ストロー
・お菓子のパッケージ
・タバコ
・ペットボトルの蓋
あとは、おむつや歯ブラシなんかも。
個人的にポイ捨ては絶対にしないですが・・・拾いながら、本当にこのごみ問題は深刻だな。と感じました。それぞれが持っていた袋はいっぱい、持つのが大変なぐらいの量です。
1時間半ほどごみ拾いをした後、今回参加させてくださったボランティア団体の方にお話を伺いました。
Bumikitaさんという団体が主体的に活動を行っており、他にも8チーム、合計160人ほどのメンバーがいます。それぞれのチームが週に一度活動を行っておられるのだとか。
このビーチはインド洋に面しておりモンスーンに乗って大量のごみが流れ着くそうです。そして、もちろん地元や観光客がポイ捨てしたごみも。
人の便利のために作られたプラスチックが地球を汚す・・・とっても悲しい事実です。
代表の方は、家庭からごみの捨て方の教育をするのが解決方法と仰ってそのような啓蒙活動もされておられます。
私たち個人ができることは何か、今一度考えなくては、と深く思いながらBeachを後にしました。
究極のエコホテルでソーシャルスタディ研修(ごみ問題・環境問題)
Mana Earthly Paradise、究極のエコホテルとも呼ばれているホテルで宿泊しました。
エネルギーや水は自己供給、建設の時に使われた建材も廃材を再利用、トイレもコンポストトイレを利用し環境負荷を極限まで下げた在り方で運営されています。合計で30名ほどが宿泊できる施設がありますが、客室にエアコンはありません。これを聞くだけでもすごいですよね。客室はアースバックというやり方で建てられており、これもまたエコ素材、そして室内が涼しく保たれるのでエアコンは必要ないとのことです。
今回の第一目的はこのホテルを経営しておられる、Earth Company代表濱川さんによるリジェネラティブな在り方についての研修を受けます。
Earth Companyさんは
『次世代につなぐ未来のために
人と社会と自然が共繁栄する
リジェネラティブなあり方を追求する』
をミッションに掲げ、活動をされていますが、その代表的な活動としては「インパクトヒーロー支援」チェンジメーカーと呼ばれる社会問題解決に取り組む個人を3年間に惜しみない・資金・時間・労力で支援されておられます。
日本でよく言われるサステナブル(持続可能)はもう古い、その先を行くリジェネラティブとは人と社会が共繁栄する在り方について伺いました。
共繁栄、すなわち一緒に豊かになる。
そのためには何が必要なのか? まずは私たち日本人の在り方、生活はどうなのか?
日本社会はどうしても「こと・もの」とらわれがちだと思いませんか?
1 とにかくたくさん働く、そしたらお給料をもらえる ←「こと」
2 そのお給料で生活する、好きなものを買う ←「もの」
3 そしたら幸せになれる・・・???「在り方や幸せはどこへ?」
実際この在り方で心から満たされている現代人はどれぐらいいるでしょうか?
これでは人も社会も疲弊してしまい「在り方=be」に辿り着けない!
人間、すなわち英語で表すと「human being」
この「being」を置き去りにしている。
まずは「be」を考えるべきだ。と、濱川さん。
どうありたいのか?そしてbeとは本来「思い出すもの」と教えてくださいました。
理想の姿は
1 「be」どうありたいのか?あなたにとっての幸せは何か?
2 「do」それに向かって何をするのか?
3 「have」それによって物質的なものを手にいれる
今一度、自然のスピードに合わせて立ち止まり自分にとっての「在り方」を考えることから始めてみましょう!
とおっしゃっていました。
小学校で縄跳び交流(教育問題・国際交流)
ウブドの小学校に縄跳び交流に行ってきました。体育の授業のない国に縄跳びをご土家縄跳びで世界をつなげる活動をされているROPEACEさんの企画です。
言葉は通じなくとも子供たちはスポーツを通じてあっという間に仲良くなります。
ROPEACEの代表、元ダブルダッチ世界チャンピオンの片山さんの演技は圧巻でした。会場は大盛り上がり。楽しいひと時を過ごすことができました。縄跳びを寄付して下さった日本の皆様ありがとうございました。
2024年03月30日(土)〜04月04日(木)
多文化共生の地セブ島で多様性を学ぶ
世界と出逢う親子ツアー in フィリピン・セブ島
が実施されました。
スラムの村でホームビジット体験(貧困問題)
オランゴ島にある、スラムの村の1つにお邪魔させていただき、現地の人々の生活を見せていただきました。
村ではたくさんの大人や子どもたちが笑顔で暮らしていましたが、トイレもなく、お風呂も家の外でバケツの水を使っての洗髪等、日本では考えられないような環境の中でみんな生活していました。
赤ちゃんも数名いたのですが、もちろん病院や産婦人科などもなく、本当に命懸けの出産、子育てだなと感じました。
そんな中でも、子どもたちの笑顔がとても輝いていて、幸せそうにしているのを見て「幸せってなんだろうな」と考えさせられました。
どんな環境であれ、それが「日常」になると良くも悪くも、普通になるんだなと。
ビーチ清掃(ごみ問題)
「ごみはごみ箱に捨てる」という習慣(文化)がないオランゴ島の人々は、出たごみをそのままその場に捨ててしまいます。
日本のように「ごみ収集」の制度もないので、ごみがそのままになってしまうのは必然と言えば必然なのかもしれません。
そんな中で、ビーチのごみを拾うという清掃活動を行いました。
私たちが子どもも含めてごみ拾いをしていると、現地の子どもたちも寄ってきて、一緒にごみ拾いをしてくれました。
「ごみは捨てるもの」というのを教えたら、ちゃんと真似をしてごみ袋に入れてくれるのです。
「ごみはごみ箱に」ということだけでも、島の環境を変える第一歩になってくれればいいなと思いました。
自然保護区のマングローブを訪問(環境問題)
マングローブは、雨や風から島を守ったり、魚や海の生物たちを守る役割を果たしたりと、大活躍の木たちです。
数年前にセブに台風が来た時に、マングローブがない島々は甚大な被害を受けたと聞いています。
そんな、島の人々にとっても大事なマングローブの森の見学に行きました。
とても綺麗な海に、いくつものマングローブの森があり、小魚やカニなどの生き物もたくさんいました。
マングローブは、大きい森の状態になるまでに何年もの年月がかかるそうです。
まだまだ小さいマングローブの赤ちゃんたちも、がんばって根を張って大きくなって欲しいなと思いました。
【活動報告】水脈探しボランティア in フィリピン・セブ島
2024年03月02日(土)〜06日(水)
水脈探しボランティア5日間 in フィリピン・セブ島
が実施されました。
井戸掘りリベンジ in パンダノン
電波の届かない離島での井戸掘りリベンジツアーでした。井戸掘り名人の西田さん、建築関係の会社の社長さん、勇敢な女子も参加してくれました。
電波の届かない、電気もガスも水道もない離島の島でのチャレンジ。
日本から単管を手分けして持ち込み、現地で溶接をしていざ島に乗り込みました。
日本から持ち込んだ分厚い単管が珊瑚の岩を砕きました。
光が見えた!
でも日本では当たり前にある道具がない。炎天下体力が奪われる。
苦しい中、そんな様子を見た島の人たちが一人一人傍観者から参加者へ変わってゆきます。言葉も通じないけど、力を合わせて井戸掘りの作業を進めて行きました。
結果、井戸は2箇所設置できました。
でも真水ではありませんでした。
日本と違い珪藻土の地層は、かなり深くまで(6メートル掘りました)海水を浸透させるようです。
前回は雨がたくさん降った後だったため真水が溜まったのだと思います。
ここでの生活は飲み物以外はほば海水が使われているそう。トイレ流したり、お掃除したり、食器の予洗いも。だから海水井戸でもめっちゃ役に立つし嬉しいとのことで、喜んでもらえました。
あーでも悔しいい。
でもみんなで最善つくした。
朝から晩までどんなトラブルもその場にある材料で、道具も工夫して乗り越えた。
島の人たちも一生懸命手伝ってくれて。
最後にスラムの島で生まれ育った現地のスタッフの方が
「もはや海水か真水かは問題ではない。
スラムの島の人は生まれた時からずっと貧しいから、資源がないから、教育がないから、と少しずついろんなことをあきらめて生きている。
遠く離れた国の人たちが小さなスラムの島のために来て、あきらめず、真面目に、忍耐強くチャレンジしているを見て何かできるかもしれないと、現地の人がこころ動かされたことが何よりも嬉しい」
と涙ながらに話してくれました。
ある意味ミッションをコンプリートできたのかも。
その分私たちがいただいたものもたくさんで。
感謝しかありません。
NPO法人ゴーシェアさんと一緒にこのチャレンジはまだまだ続きます。
https://www.instagram.com/ngo.go.share/
日本の侍たち❗️本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました❗️
2023年08月15日(火)〜22日(火)
世界のリアルに触れる、自分に出逢う
オルタナティブな教育と生き方について考える旅
スタディ×ボランティアツアー in フィリピン・セブ島
が実施されました
スモーキーマウンテン『ゴミ山』
セブ島にあるスモーキーマウンテン”イナヤワン”を見学しました。
スモーキーマウンテンとは所謂『ゴミ山』、名称の由来は自然発火したゴミ山から燻る煙から名づけられました。
現在はイナヤワンにはゴミは運ばれず、別の場所に「一時保管」されているようです。今回お世話になった、NPO法人ゴーシェアさんのツアーでは以前はこの地にバスから降りて見学をされていたようなのですが、医療廃棄物などもゴミに混ざり大変危険な状態なので、現在はバスから状況を見学するようにされているとのこと。ゴミ山の周りには大人もこどもも普通に生活していることが衝撃的でした。ここでの暮らしはかなり劣悪な環境で、集められてきたゴミの中に紛れている食べ物を再調理して食べている人もいるのだとか。
こども達とって、ここのバックグラウンドをアイデンティティに持つということは健康や将来に大きく影響します。この環境で育ったこども達は自分に自信が持てない、希望がない、言葉の訛りでいじめに遭ったりとスモーキーマウンテンで育ったアイデンティティに潰されてしまいます。
イナヤワン地区のこども達
次に訪れたのはこの地域の協会が主体で活動している自助団体でした。大変な環境でも、希望を捨てず政府が動かないなら、と、地域のこども達のためにと活動されているグループです。
ここで私たちは再び“衝撃”を見ました。 私たちを迎えてくれたのは、元気に踊り、笑顔で私たちを歓迎してくれるこども達。ダンス&歌や、楽器で自分を表現し、私たちを一生懸命楽しませてくれました!グループになってゲームを教えてくれたり、現地のおやつを説明してくれるコーナー、最後には大きな輪になって現地のこどもも私たちもごちゃ混ぜに踊りました! そしてお別れはハイタッチ!!たった数時間のイナヤワン滞在でしたが、さっきのスモーキーマウンテンで目にした現状と、この自助活動グループが見せてくれたこども達の弾けんばかりの笑顔。この両極がどちらも現実です。 幸せとはなんなのか。 豊かさとは何か。 考えさせられた出来事でした。
パンダノン島で水脈探し
今回の旅のメイン目的である「水脈探し」をする島、パンダノン島に行きました。
パンダノン島は人口2000人の小さな島、水も電気もなく人口飽和状態、病院も、助産院もありません。かろうじで小学校はありますが中学や高校は別の島へ通わなければなりません。
そんな島に到着した私たちが目の当たりにした現状は・・・やはりゴミ問題。ここにもありとあらゆる場所にゴミが積んでありました。港の入り口にあるお手洗いも壊れてそのまま。パンダノン島は「天国に一番近い島」とも呼ばれ、セブ諸島の一部であるこの島は「アイランドホッピング」でも観光で人気が高い島です。しかし、観光で人気のあるビーチはたったの一部で、その裏側にはこんな状況が隠されています。しかもそのビーチは個人の持ち物。観光業での潤いが街に循環することはありません。
更にこの島、90%以上が漁業で生計を立てており、農作物はほとんど育ちません。この島のライスはコーンライスが主流で、みんないつか白い米を食べたい!と夢見ているのだとか。
まずは聖子さんにガイドをしていただき島内をツアーしました。こども達は、昨日と同じようにキラキラした笑顔で私たちを迎えてくれます。
水脈探しはゴーシェアさんが作ったラーニングセンターの敷地内で行われました。地中の状態を確かめるため、スコップで1メートルほど掘ってみます。硬い石や、サンゴ礁、コンクリートなどを取り除いてから本格的に単管パイプで掘り進めます。
今回、”水脈探し”をしていただいた西田名人も初めての海外。でも、島でも真水を出した実績があり、今回もきっと大丈夫!と、ここでの水脈探しにご協力いただきました。脚立がないので、人が人を担ぎ、単管パイプを打ち付けます。ゴーシェアさんの現地スタッフ、Sea Monkeyも一緒に作業をしました。
無医療の村に命を守る“真水”を
パンダノン島の水事情ですが、この島には“真水”がありません。そのため、飲み水がなくなったら船にありったけのタンクを積んで買いに行きます。そんな状況なので、医療の現場や出産の時に清潔な水もなければ医療用品もありません(この島は無医村です)。そんな状況で育つこども達は、虫下の薬を飲んだら衝撃的な量の寄生虫が出てくるのだそうです。寄生虫は人間の栄養分を吸い取ってしまうので、こども達は食べても食べても栄養が吸収できないという健康被害になります。
この島に“真水”が出るということは、命を守ることに直結します。飲み水さえあれば、雨水を野菜や植物に使う事ができ、食料の確保もしやすくなり、医療の現場ももっと安全なものになるかもしれません。
そう思うと、単管を打ちつけるにも力が入ります。時間が限られている中で、焦る気持ちを抑えつつ安全面も配慮しながら掘り進めました。
4mに達した頃、土を掘る感触が変わってきました。水の存在を確認します。
すると、水が見えました!
今まで真水がなく、苦労してきたパンダノン島で奇跡が起きました!
真水の出ない無医療の村でゴミの山に囲まれながらも明るくたくましく生きる子どもたち。
医療がなく、十分とはいえない食糧事情で栄養が不足し、産業が乏しく経済的にも恵まれていない。
それでも前向きに生きる村民たちを目の当たりにして、本当の幸せや豊かさについて考えさせられ、胸が引き裂かれるような思いでした。
今回の旅は「水脈探し」がメインの目的。試行錯誤しながら発見した水の存在。
それが彼らの、そして私たちの「豊かさ」に繋がる小さな一歩となれば、と思います。
【活動報告】夏休みスタディ×ボランティアツアー in カンボジア
2023年08月15日(火)〜22日(火)
「夏休みスタディ×ボランティアツアー in カンボジア」が実施されました。
貧困問題
シェムリアップでは(PPS)というNPOによって運営されている、サーカスを見に行きました。
このNPOは、カンボジア内戦時の難民キャンプで行われていたアートセラピーに参加していた人々によって立ち上げられました。内戦終了後も、アートの才能を持った子どもたちを支援するために活動を続けておられます。
サーカスを学べるパフォーミングアートスクールがあり、そこで学んだ生徒たちがシェムリアップでのショーに参加しています。
この学校は試験も授業料も無く、孤児や貧困、家庭内暴力などの様々な家庭事情を抱えた子どもたちが通っているそうです。
わたしたちがサーカスをみることで、学校や現地アーティストたちの支援にもつながっていきます!
ショーやアートが生きる希望となり、人々に感動を与える。コンセプトも素晴らしいし、ショーも素晴らしかったです。
プノンペンの「くっくま孤児院」で子供達と交流しました。ダンスや歌、バンド演奏などを披露してくれてみんなで楽しい時間を過ごしました。
親子ツアーですが、ほぼ別行動で子供達はみんな自分で考えて動いて感じました。
たまたま日本に生まれた私たちがたまたまカンボジアに生まれた子供達とお互い与え合いながら最高の時間を過ごす。
踊って歌ってご飯食べて、思い切り笑い合いながら遊んで。もう汗だくになって、別れはとても寂しくて。
かけがえのない出会いの中でお互いが必要なものをプレゼントし合う。まさにそんな交流になりました。
キラキラした目、ハングリー精神、素直な愛情表現大人も子供もいろんなギフトいただきました。
教育問題
シェムリアップにある「マンゴースクール」を訪問しました。
半日の学校しか学ぶ機会がない子供たち。学びたい子がもっと学べるようにと作られた放課後フリースクールです。
まさに学びは希望で、とても純粋でまっすぐに未来を夢見る子供達と遊んで笑っていろんなことを教えてもらいました。
日本からボランティアで来られた先生が生徒たちに授業もされているそうです。
2日目は竹でできたサステナブルなエコビレッジへ。一般社団法人kissoのかでさんが教育、仕事、環境、いろんな問題を丸ごと解決できる場所を熱い思いで作られています。
内戦により失われた教育の機会。まさに教育とは未来の希望だということを痛感しました。
女性支援
スヴァイチュルム村にあるチュラルバリューさんの工房見学しました。
農村地域の女性の就労の機会作り出すため作られた子供と一緒に働ける工房です。
美しいデザインで日本の百貨店でも売られるクオリティなのです。
田舎の村で女性が働ける場所を探すのは大変困難ですが、ここでは女性が協力しながら生き生きと仕事をしていました。
また、ココナッツスクールの敷地内では、ミシン工房があり、村の女性の方々が働いており、その収益の一部はココナッツスクールの運営にもあてられています。
タビスキのオリジナルポーチを作ってもらうことになりました!
お母さんたち明るい!笑いが絶えない素敵な場所でした。
2023年06月02日(金)〜08日(木)
「世界のソーシャルビジネスに学ぶ 究極のエコホテルに泊まる旅 in インドネシア バリ島」が実施されました。
気候変動
究極のエコホテルマナアースリーパラダイスを見学して、研修を行いました。バリのクッキングスクール、ローフードレストラン、タバナンのスバックシステムの見学などを通して自然と共に生きるバリの哲学を学び自分の在り方や今自分たちにできることについて考えました。
医療格差
24時間365日妊婦さんを無償で受け入れるブミセハット助産院を見学し、リムロビン氏に話を伺いました。命を守るため愛を与え続けている彼女の活動に感動しました。私たちの知らないところで起きているたくさんの問題について学びました。
教育問題
美しい竹の建築のグリーンスクール、イエナプラン教育を基盤にしたタルワラ小学校、タバナン州の地元の高校などを見学しました。それぞれの考え方や多様性教育について知り、日本の教育についても様々な角度から意見交換をしました。
以下、参加者の方からの感想です。

皆様、この度は、本当にありがとうございました。
主人はグリーンスクールのクリスタルの洗礼を受け、浄化
息子は、現地の虫??に反応しましたが、現地の植物が合うということに、とてもしっくりきました。日本の薬草も同じで、その人にぴったりな植物が家の周りに生えているからです。
バリツアーでは、まさに、今、私の見たかった答えをロビンさん、アースカンパニーさんに見せてもらいました。
政治家や科学者や世界の金持ちのせいにしていました。
でも、それ、辞めました。
私は私が出来ることをする。
全て、自分が造り出した世界だ。

はじめにツアーを共にしたメンバーが素敵すぎました。各分野で活躍されてる方の集団!
お話しするだけで学びもあり刺激を受けました。
自己紹介で子育てしかしてこなかった….。と話した私に後から、子育てしか。じゃなくて子育ては1番のキャリアなんだよ!と伝えてくれたMちゃん。
心の底から嬉しかったよ。ありがとう。
自分がやりたいこと。の前にいつも家族優先な私に、SちゃんBeは何なん?って真剣に話してくれたCさんとAちゃん。漠然とこんな事ができたら良いなぁ。と思ってたことを一晩考えて未来の私はこうありたい!と思えた。
ありがとう。
興味があるけどなかなか一歩前に踏み出せない、自信がない自分を後押ししてもらえてそれだけでも実りがありました。
社会のこと、環境のこと、教育のこと
関心があってもどこか無関心だった自分
人との繋がりもそう
一歩踏み出せずにいたり、相手に思いを伝えるのが苦手だったり
この旅に参加して過去の自分とはバイバイして一歩踏み出せたら良いな。と思いました。
微力だけど出来ることから行動に移します!

私のこのツアー参加目的は奥田さんと行く旅は面白いに決まってる。
という確信からの応募でした。
初日のあの大きな木にバリ島の洗練を受けました。素敵すぎて、、感動(ハート)
2日目のお料理に鳥をさばく体験は人生初^_^ 命をいただくことをこの年で初めて知りました。鳥の羽があんなにスルスル取れるのにもびっくり。お料理をみんなでするのもとても楽しかったです。良く笑いましたね。
3日目の助産院ではロビンと明日香さんのお話に号泣(//∇//)
どんな考えで生きていくのか?改めて自分に問い直しました。
その後のジンバランのビーチ 本当に素敵でしたね。あの美しい景色とサンセット。
そしてあの仲間に感謝があふれました。
この旅に参加できてとても良かったです。
通常とは違う一味濃い体験型。こんな旅をもっと多くの人に味わってもらいたいと思いました。もちろん私ももっと味わいたいです。ありがとうございました。

以前からGreen Schoolへ行ってみたいと思っていたところ、友人に勧められて参加しました。
Green School以外の情報は調べないまま参加しましたが、行く先々刺激と学びがいっぱいあり、自身の人生について考える機会がたくさんありました。
環境のこと
教育のこと
文化のこと
愛のこと
日本にいる時は意識していると思っていましたが、実際に目の前にしてみてまだまだ知らないことがたくさんだと実感しました。言葉だけでは感じられないことが、今回ツアーに参加することで感じられ、ツアー中の一日一日がとても貴重な時間になりました。
参加者の皆さんとはほぼ初対面でしたが、いろいろなことを熱い想いでされている方ばかりで意見をシェアできたこともとても良かったです。
普通のツアーでは体験できないことをたくさんできたタビスキツアーでした!
素敵な旅の企画をしていただきありがとうございました
以上、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
【活動報告】スタディ×ボランティアツアー in 兵庫県・宍粟市
2023年03月11日(土)〜12日(日)
「スタディ×ボランティアツアー in 兵庫県・宍粟市」が実施されました。
宍粟の自然・文化の魅力を体験しながら、廃校ゲストハウスでの地域創生の取り組みをされているNPO法人MORE繁盛のみなさんにお話を聞いて学びました。
地域創生
廃校になった小学校を活用して、ゲストハウスを運営するMORE繁盛の皆さんに話をうかがいました。どのように地域の方々が主役となって地域創生を進めているのかについて学びました。同じ敷地内にある幼稚園跡を利用したお茶を販売するサササの店舗も見学しました。
空家利用
廃校になった小学校を活用したゲストハウスに宿泊して、夜にはおいしいジビエ料理を堪能しました。体育館や体験教室ができる場所など、広い校舎のスペースを利用して団体や家族のツアーで気兼ねなく楽しめる場所になっていました。
自然共生
宍粟で古くからおこなわれていた狩猟について学びました。箱罠を見学し、解体の体験もしました。翌日には鹿革のワークショップも行いました。命をいただくということ、野生の動物や自然と向き合いながら生きることについて、皆でディスカッションしながら考えました。
以下、参加者の方からの感想です。

宍粟市が面白い!!!!
●移住にいい
最近、いろんな人が宍粟市で何かスタートしてて、噂によく聞くのでたまたまのご縁で行きたかった宍粟市に行きました!めちゃくちゃ面白かったです!!移住するならめちゃくちゃオススメ!!!プレイヤーも多く、もう着火し始めてる。私も何か宍粟市にギフトしたい。面白い自治会長と一緒に夜飲みあかしましたが、話が通じまくる。あったかい。懐ふかい!!笑
●8000校ある廃校の可能性
廃校となった繁盛小学校を無償で借り、ゲストハウスやレストランにしてるが、半分趣味と志。日本にはめちゃくちゃ廃校がある。ゴミとなる前に、再利用していくべき。みんなでシェアして街の交流の起点とすべき。繁盛小学校でわたしもぐるり常設つくりたい。とインスピレーションいただきました。誰か一緒にやろー!
●鹿の循環
日本に300万頭の鹿がいる。田舎の人は鹿が大嫌い、、野菜食べるし、美味しくないし、、狩猟する人も少なく、なんてブランディングされてるから、9割が殺されて捨てるか犬の餌になってる。
ドイツでは鹿肉は高級食材のひとつ。ニュージーランドでは鹿を育てて、なんなら輸出してるらしい、笑。私からしたら、鹿肉は牧草牛に匹敵するくらいの、スーパーオーガニック食材だ!!てか、めちゃくちゃ美味しかった。血抜きできるかどうかで、食材は変わるから、鹿肉の血抜き、処理、流通までやれば、日本の食の循環の新しいモデルになる。生ハムにしたら美味しそう。ハンバーグがめちゃくちゃ美味しかった!!
鹿と仲良くなり、鹿を山でお世話しながら、一部いただかせていただく。みたいな自然と共存する在り方にならないかなー。5月22.23日、北海道へ蝦鹿を扱ってる農家へ見学にいく♩一緒にいきたいかたどうぞ♩
●杉の可能性
宍粟市周辺は杉だらけ。これも同じ構造で、、うまく日本全体の杉が流通できてない、、山には大量の建材があるのに、、海外から大量に輸入して大量に捨ててる、、木の再利用と、杉や木の循環をしなおしたい!!いろんな廃校を利用して、ぐるりと木の循環と地元の職中心の学校に復活させていきたいなぁ。
●消費文化からアート文化へ
『暮らしアートファースト』
日本は、まじで消費社会だということに気づいた。フランスの片田舎も、バリ島の田舎もそう。アート文化なのだ。面白くなさそうに暮らすのではなく、生活のひとつひとつを楽しんでる人生だ。
サササという、幼稚園を夫婦でスーパーリノベーションしてる場所にいくと、頭が180度かわる。自分たちで野菜やお茶を栽培し、お茶をつくり、家具をつくり、空間をつくり、、と、すべてをできるだけ自分たちで、アートしてつくることが、生きるベースだ。
日本は99%が消費者で、つくることを楽しむ人が少ない。田舎はエンタメの宝庫だ、酒をつくり、味噌をつくり、家を改装し、食べたいものをつくり、肉を加工し、アートをつくり、野を遊び、、なんて、ほとんどお金をかけずに、クリエイティブすることが楽しめる。余ればたまに売ればいいし、シェアすればいい。
都会だと、消費(エンタメを買うこと)ファースト
田舎だと、アート(自らつくり楽しむ)ファースト
アート脳が、うずうずしたなぁ、、真善美、つまり、本質的でカッコよく美しい人をみると、リスペクトする!!

『行けば地球が良くなる旅✨』
NPO法人たびすき主宰の旅に参加した。
林業が盛んな宍粟市では、山に食べ物がなくなり、鹿や猪が降りてくる。害獣として、駆除される。
私は、疑問をもっていた。
でも、現状は、知らない。
知ること、考えることが必要。
箱罠を設置しているところを見学。猟師さんから話を聞く。鹿の解体を体験させてもらう。解体という言葉がまだ、しっくりこない。
命をいただくということは、本当に、命をいただくのだと感じた。
その後、ゲストハウスmore繁盛で、鹿肉を美味しく頂く。
旅に集まった人達も、意識が高いし、考えも面白い!
次の日は、鹿の皮を大切に使う『Sagua』さんにクラフトさせてもらい、サササさんで、薬膳茶を美味しく頂く。
みんな、一貫して、これからの日本の資源や環境、人の心を大切にしている
なんとなく同じ先を見ている人達が、こんなにもいる

今回のツアーで私が強く感じたのは、物事は短い時間軸での対処で考えるべきではなく、人の営み自体を長い期間を鑑みた生態系のごく一部として捉える必要があるとのことです。近年、山が荒れて、猪や熊、鹿などが里山に降りてきて、人間が被害を被るといった報道が頻繁になされるようになりました。害獣駆除の観点からも、狩猟は非常に重要な役割を担っているというのは私も認識していますし理解しています。
しかし、次々と作業的に解体される鹿を実際に見たときには、生き物の命を貰い受けることへの厳かさが感じられず、若干の違和感を感じました。
もちろん、解体された鹿肉は廃棄処分するわけではなく、流通に乗せられるのですが、そのほとんどが食肉として人の口に入るのではなく、ドッグフードになっていると言う事実を初めて知り衝撃を受けました。改めて経済性が優先される社会での自然との共生は難しい問題を数多く内包しているのだと考えさせられました。
隣国ロシアで、今、戦争が行われる現実を直視した時に、食料、自給率が30%と言われ、しかも肥料や種子でさえ輸入に頼って実質は食糧自給率は8%程度かもしれないと言われている日本では、もしもの時に食料を自給できない危うさを感じずにはいられません。また、牛の畜産のは大量の飼料と水を要し、環境への負荷が非常に大きいこと、世界では食料問題が既に起こっており、飢えている人がいることを考えれば、今一度、野生の動物とのバランスを保ちながらジビエを自給出来る食肉の生産を考えるべきではないかと思いました。簡単ではないでしょうが、考えるべき課題ではないかと思うのです。今回は狩猟と過疎地の活性化について、そのリアルを深く知る機会と共に、世界を良くしたいとの意思を持った人たちと交流する時間が持てたのも実に有意義だったと感じています。
人の意識が世界を作っている
今回の宍粟ツアーに参加してみて分かったのは「行けは地球が良くなる旅」とは、具体的なアクションでの物質的な変化だけではないのだということ。
旅に行く事で人が感じ、考える事で地球に向き合う意識が変わり、その変容から普段の行動や思考が変わり、少しずつでも周りに影響を及ぼしていく。
また、そのような同じ感覚の人たちと繋がることで、それがさらに加速する可能性があると感じました。実際、地球の覇者となった私たちホモ・サピエンスは世界中の生物を殺し、虐げて来ました。今では野生動物は陸上の哺乳類のたった4%にまで減少してしまいました。
人間は34%、残りの62%は牛や豚、鳥などの家畜です。この結果は、どう考えても行き過ぎた経済偏重の人間社会が犯した罪ではないかと思ってしまいます。
世界は人間の意識によって作られている。そう考えれば、地球が良くなるスタディーツアーに行くことはこれからの世界に大きな意味を投げかけるかも知れません。
以上、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
夏休みスタディ×ボランティアツアー in カンボジア アップしました
現地の暮らしを五感で感じる!
夏休みスタディ×ボランティアツアー in カンボジア
情報アップいたしました。
スタディ×ボランティアツアー in インドネシア バリ島 アップしました
スタディ×ボランティアツアー in インドネシア バリ島
世界のソーシャルビジネスに学ぶ 究極のエコホテルに泊まる旅
情報アップいたしました。
【活動報告】スタディ×ボランティアツアー in 徳島県・上勝町 Vol.02
2022年06月25日(土)〜26日(日)
「スタディ×ボランティアツアー in 徳島県・上勝町 Vol.02」が実施されました。
少子高齢化の進む四国で一番小さな町である上勝町では産業復興、ゼロウェイストブランドを活用した循環型まちづくり事業などの様々な取り組みがなされています。
地域創生
特産を利用した物産を開発し、上勝の魅力を発信し続けているあさかげ亭の店主元木さんを訪ねて様々なお話をうかがいました。その後人の手が加えられず自然の造形が美しく残されている苔で有名な山犬獄をハイキングしました。自然のパワーを感じ、癒されました。
ごみ問題
13種類45分別を実施しているゼロウェイストセンターの見学をしました。子供たちも興味津々で見学し、普段の自分たちの生活について、出しているごみについて考えて意見交換をしました。
文化継承
棚田の風景の美しい八重治集落にある茅葺学校にて「田んぼの整備のお手伝いボランティア」に参加しまた。お昼にはかまどご飯とおいしいアメゴもいただきました。集落での暮らしや棚田の伝統をどう残していくのかについてディスカッションをしました。
以下、参加者の方からの感想です。

限界集落でのゼロウェイストへの取り組み、茅葺き学校の取組を現地の方の話を聞くことで、身近な出来事と捉えることが出来て、自分がいかに自分のことしか考えずに生きていたんだろう、と生き方を見直すきっかけになりました。
都会でやってるなんちゃって丁寧な暮らしではなく、リアル丁寧な暮らしがありました。
また、今まではただの田舎、と興味もなかったけれど、田舎のよさ、日本のよさを知って、自分にできることをしたいと思いました。

バイタリティ溢れる、発見・驚き・スリル・出会いのある旅になりました。旅のしおりまで準備して頂き、送迎から手配まで全てにおいて感謝です。
「岩の上に蟻が住んでいるんだ。」子供の一言やカエルを捕まえて楽しんでいる子どもの姿を見て、忘れかけていた何かを思い出しました。
スタッフが泥だらけになりながら田んぼの雑草とりを先陣切って取り組んでいる姿をみて感銘を受けました。
病院ではアイガード、手袋、シリンジ、点滴パック、日本ではいったい1日にどれくらいのビニールプラスチック製品が捨てられるんだろうとぞっとしました。
上勝の45分別や、HOTEL WHY見学などから、ビニールに付着した人間の菌や薬剤菌が死滅し、コンポストのように土ではなくても、何かに生まれ変わる仕組みが開発され、そして生まれ変わった量に対して、何かに交換できる仕組みができれば、この取り組みをやりたいと思える人が増えるのではないかと思いました。

世の中には、高齢化で身寄りのない老人やお金がない人が沢山います。病院でくるくるショップのようなアナログなシステムがあれば(その場で現物を持ち帰ることができる)、IT化された現代でも、高齢者が参加できる。入院靴やパジャマ、使わなかったオムツなどを循環できる仕組みが病院で確立されると、ゴミの廃棄問題も緩和され、誰かのhappyにも繋がると思いました。
仕事を引退したボランティアの方に新しい社会的役割としてその仕事を任せることで、繋がりがうまれ、孤独死などの社会問題にもアプローチできるのではないかと思いを巡らせながら感想を書いています。言うことは簡単ですが、実際に上勝は街全体で取り組みをされていて素晴らしいと思いました。
以上、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!